HP 15c Limited Edition を入手しました。1982年ごろに発売されたHewlett-Packard社の関数電卓15cの復刻版です。
HPといえば、今ではPCとプリンターのメーカーですが、昔は計測器のメーカーとして有名でした。HPの計測器で測定したデーターでないと信用されないとまで云われるほど…
そして、電卓も他とは違ったRPN方式として有名です。
HP 15c LEは、オリジナルの15cの機能はそのままにCPUをARMにし、その上で15cのエミュレータを動かし、それでもオリジナルの約150倍のスピードになっているそうです。
RPNは、ちょっと普通の電卓とは違いますが、慣れるとしっくりきて、他の電卓が使えなくなるほどです。私も、3台持ってますし、iPhoneにもRPNの電卓アプリをいれてます。
Julyさんのものを購入すれば、日本語のマニュアルもついていますので、RPNが始めての人でも使えるようになりますよ。
RPNはスタックを使った演算ですので、機械語/アセンブラの経験がある方は直ぐに慣られると思います。
例えば、1+2は、1 [Enter] 2 [Enter] [+] と入力します。
3*(1+2) の場合は、1 と 2 をたして 3 をかける というように計算します。そう、日本人にピッタリな電卓です。
もちろん 3 に 1 と 2 を足したもの をかける = 3 [Enter] 1 [Enter] 2 [Enter] [+] [x] でもできます。
ちょっと頭でお手伝いしてあげると簡単に計算できるんですね。このシンプルさがRPNのセンスの良さです。
理系なあなたならRPNですよ!
そして、レジ打ちに慣れているあなたにもオススメです。 100円のリンゴを3個ってね。
HPは本体での電卓事業を終了し、電卓は別の会社に移管されています。
今後もHPブランドとしてRPNの新しい電卓が出てくることを期待しています。
16cの復刻と、50Gの後継が欲しいですね。