OS X 10.8.x Mountain Lion Server Apacheの設定

投稿者: | 2013/09/03

サーバーをOS X 10.8.4 Mountain Lionに入れ替え作業中です。
以前のMac OS X 10.5.8 LeopardはApacheを自分でコンパイルして入れましたが、今回はMountain Lionにプリインストールされているものを使うことにしました。
ついでに、Server.appも購入(¥1700)して使ってみることにしました。

Server.appから「Webサイト」を「入」にするとapache2(httpd)が起動します。
デフォルトでは、/Library/Server/Web/Data/Sites/Default がDocumentRootになるようです。
honkytonk% ps -A | grep httpd でプロセスを確認すると、
/usr/sbin/httpd -D FOREGROUND -f /Library/Server/Web/Config/apache2/httpd_server_app.conf -D WEBSERVICE_ON
となっていますので、
/Library/Server/Web/Config/apache2/httpd_server_app.conf を設定ファイルとして読み込んでいるようです。/etc/apache2/httpd.confではないですね。

デフォルトで設定されている「サーバーWebサイト」の設定を変更してもよいと思いますが、今回は試験的にバーチャルホストを追加してみました。
下の「+」をクリックして「新規Webサイト」を設定します。
例えば、

  1. ドメイン名: www.e-momonga.com
  2. IPアドレス: 任意 ポート:80
  3. SSL証明書: なし
  4. サイトファイルの保存場所: /Library/WebServer/Documents ← ドキュメントルート
  5. エイリアス:
    • パス /honkytonk
    • フォルダ /Users/honkytonk/Sites ← ユーザーがhonkytonkの場合
  6. インデックスファイル
     サーバーサイドインクルードとしてindex.shtmlを使用する場合は、index.shtmlを追加します。

  7. 詳細設定を編集
     CGIを有効にする時は、

    • サーバー側インクルードを有効にする
    • .htacessファイルによるオーバーライドを許可
    • CGIの実行を許可

    を有効にしてください。(サーバーのセキュリティポリシーに沿って設定してください。

WordPressを使用する場合は、「Webサイト」設定画面の 「PHP Webアプリケーションを使用」にチェックをいれてください。

これで、http://www.e-momonga.com/でアクセスするとCGIのカウンタが表示され、https://www.e-momonga.com/honkytonk/でアクセスすると、このページが見えるようになります。
http://localhost/やIPアドレスを直接指定した場合は、オリジナルのページが表示されます。
(言うまでもありませんが、私の環境での話です。)

最後にデフォルトでは、HTTPレスポンスヘッダとServer Signatureも詳しく出し過ぎですので、
/Library/Server/Web/Config/apache2/httpd_server_app.conf を修正します。

Server.appを使っていない方は、/etc/apache2/httpd.conf がデフォルトの設定ファイルですので、これを変更してください。
変更後は、Apacheを再起動してください。Server.appは、「Webサイト」横のスイッチを一度「OFF」にしApacheが停止したのを確認してから「ON」に戻してください。

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