通勤時はSony Ericsson MW600 に SHURE SE535をつないで、iPhone 6からBluetoothで音楽を飛ばして聴いていました。Blutoothで聴く音楽は高音質は云えなくとも、ワイヤレスの便利さから重宝していました。バッテリーも一回の充電でかなり長く使えています。
MW600は、ボリューム調整がタッチスライダーで使い物にならい点を除けば、さほど不満もなく使っていましたが、以前MW600を購入するときに売り切れで購入をあきらめたオーディオテクニカ AT-PHA05BTの後継品であるAT-PHA50BTが新しく発売になっていることを知り、そろそろ新しくしたいなと思って、Webで色々と情報を探していたら、NW-M505がBluetoothレシーバー対応で意外と音が良いとの情報を得ました。ずっとiPhoneを使っているので、もう、Walkmanを買うことはないだろうと思っていましたが、ちょっと気になりました。
発売は一年ほど前のようで、今は値段もこなれてきているようです。Walkmanなので当然本体メモリ(16GB)に音楽を入れて使うことが主な使い方なのでしょうが、
というところに惹かれて、ビックカメラで実物を確認し、ちょっと試聴して購入しました。
MW600と比べるとかなり大きくて重いです。
その分しっかりとしたクリップがついています。曲送り/戻しはスティックの頭をひねって操作します。本体メモリーに内蔵した音楽であれば、スティックを引っ張ってひねることによりアルバム単位できりかえることができます。Bluetooth接続時はアルバム選択は無効です。
音はMW600よりかなり良いです。
音に滑らかさと厚みがあります。低音もブーミーではなく少し固めです。
個人的には低音にもう少し柔らかさというか伸びがあった方が好みです。低域のf特が少し悪いのかも知れませんね。まぁ、ゆるゆるの低音より好みですが。
高域も少し窮屈に聞こえます。かなり急峻なフィルターが入っているのでしょうか。音的には少しカマボコ型のf特の方がバランスが良かったのかも知れません。特性を測った訳ではありませんので、あくまで聴いた感想ですけどね。私はイコライザは使いません。まぁ、この値段であれば合格点でしょう。MW600で聞こえてていたホワイトノイズもありません。
ボリューム調整はボタン式になり、思い通りに調整できるようになりました。iPhoneとBluetoothで接続して聴く場合は、iPhone側のボリュームを最大にして、NW-M505側で調整するのが良いようです。
Bluetoothは、ワイヤレス再生品質の設定として音質優先、標準、接続優先があり音質優先にするとAAC,aptXに対応しますが、ちょっとしたことで音が途切れることがあります。本体を襟元につけて、iPhoneを手に持った鞄のなかに入れた場合、結構頻繁にプツプツと途切れることがあります。私は、さほど気にしない質なので、音質優先で使っていますが、気になる人は購入前に店頭などで試した方が良いでしょう。
購入前は使わないと思っていた機能で意外と良いと思ったのが、ノイズキャンセラです。これは、付属か指定のイヤホンでしか機能しませんが、意外と使えます。
ただし、再生を止めると節電のためか暫くするとノイズキャンセラも切れます。私は、朝の通勤電車で寝るときや、昼休みに昼寝する時に、付属のイヤホンに切り替えて音量を絞って単なるノイズキャンセラとして活用しています。さすがに、仕事中は使いませんが、休日出勤などの時は集中力をあげるのにも使えるかなと思います。このような用途にはクラッシクを小音量で再生するのも良いかも。
完全に雑音が消える訳ではないですが、逆に違和感も少なく自然に雑音が小さくなるようです。しゃべり声など、周期性のない音は消音されませんので、車内アナウンスなどは聞こえます。
サイズと重量はMW600と比べると倍近くあると思います。特に重さは、薄い服に付けるのは厳しいと思います。
バッテリーの持ちはNW600と比べると明らかに短いです。まぁ、これは音質の為と割り切るしかないですね。それでも片道 約1.5時間使用してもギリギリ一週間は使えるようです。携帯と一緒に毎日充電することにします。
本体メモリーへの音楽転送は、Contents Transferを使って、iTunesから転送したい音楽をD&Dでコピーするだけですが、転送に時間がかかります。また、削除は OS Xの場合MacのUSB端子に接続するとUSBストレージとして認識しますので、フォルダーから探して消すしかないみたい。プレイリストが自動で作れないのも×です。
辛口の評価もしましたが、音質向上を目的にしていましたので、購入して良かったと思っています。