Softbank光で光BBユニットの配下にルータRTX1200を接続しセグメントを分割しつつIPv6通信ができるようにする例です。
ひかり電話(N)を契約していて、HGWを通じてプレフィックス長/60が配布される事が前提です。(HGWにはプレフィックス/56が割り当てられる)
(Softbank 光BBユニットに直接PCを接続する場合は、PCが対応していれば特に考える事なくIPv6での通信が可能です)
1. この設定例では、RTX1200のLAN2をHGWのLAN側HUBに接続します。 PCはRTX1200のLAN1に接続します。
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ipv6 routing on // IPv6のルーティングを有効にする ipv6 route default gateway dhcp lan2 // IPv6が出て行くルートはlan2から(HGWに接続) ipv6 lan2 address dhcp //lan2のプレフィックスとIPv6アドレスはdhcpv6で取得 //HGWからはプレフィックス/60が割り当てられる ipv6 lan1 address dhcp-prefix@lan2::1:0:0:0:1/64 //取得したPrefixを分割し、lan1にアドレスを割り当てる ipv6 prefix 1 dhcp-prefix@lan2::1:0:0:0:1/64 //取得したPrefixを分割しRA用のPrefixを指定する ipv6 lan1 rtadv send 1 m_flag=off o_flag=on //RAを送信 ipv6 lan1 dhcp service server |
配布されたPrefixの分割方法については、YAMAHA RTXシリーズのコマンドリファレンス に記載があります。
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- LAN2 が DHCPv6 で取得した /56 のプレフィックス ( XXXX:XXXX:XXXX:XX00::/56 ) を分割し、LAN1 と LAN3 に異なる /64 のプレフィックスを付与する
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LAN1 に付与するプレフィックス : XXXX:XXXX:XXXX:XX01::/64 LAN3 に付与するプレフィックス : XXXX:XXXX:XXXX:XX02::/64 |
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# ipv6 lan1 prefix dhcp-prefix@lan2::1:0:0:0:1/64 # ipv6 lan3 prefix dhcp-prefix@lan2::2:0:0:0:1/64 |
プレフィックス長/64なのに /60のところまで指定しているのがポイントですね。
また、内部動作の関係上「dhcp-prefix@lan2::1:0:0:0:0/64」ではなく、「dhcp-prefix@lan2::1:0:0:0:1/64」と設定しないといけません。
2. Softbank光BBユニットは、RTX1200のLAN3(上で設定したLAN1, LAN2以外)に接続します。
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ip routing on ip route default gateway dhcp lan3 ip lan3 address dhcp //lan3のアドレスは光BBユニットからDHCPで取得する |
3. PCはLAN1側に接続します。
IPv4のパケットはLAN1→LAN3を経由して光BBユニットから「IPv6高速ハイブリッドIPv6 IPoE + IPv4」方式で送信されます。
IPv6のパケットはLAN1→LAN2を経由してHGWから送信されます。
4. セキュリティのための設定を忘れずに。