「え?」と思うところもいくつかありましたが、20万円弱で帯域100MHz, 2GSa/sのオシロが買えるというのはメリットがあります。100MHz帯域であれば垂直分解能10bitです。個人で使うには十分な性能があると思います。
どんな計測器もそうですが、その性能を引き出すには使い方をきちんと理解しないといけません。
メーカーによって細部の仕様が異なるのは当たり前といえます。Siglentで言えば、メモリの使い方は一癖ありますが、考えて使えばフルに使えるということがわかりました。
普通には、History Modeを使う。時々にしか発生しないイベントはシーケンスモードを使う。長時間観測するにはZoom機能を使って測定する。というのがメーカーの想定する使い方なのでしょう。
業務ではいざ知らず、アマチュア用途では、たまにしか必要としない性能にコストをかけるのではなく、そこは使う方が工夫して使うべきなのでしょう。
もちろん、仕事内容にもよりますが十分使えると思います。20万円以下で買えるのは企業にとってもメリットありですね。時々バグらしき症状もでますが、まぁそこは追い追い改善されていくことを期待するしかないですね(笑)
今回、代理店さんに問い合わせする機会がありましたが、担当者の対応はなかなか良かったです。
代理店ではわからないことはメーカーに問い合わせて、すぐに回答してもらえました。残念ながら「仕様」といことで改善には至りませんでしたが…廉価な測定器であってもちゃんと対応してもらえるのは好印象です。
自宅では他メーカのオシロと比較することはできませんが、このSIGLENT SDS2104X Plusはなかなかコストパフォーマンスが良いと思います。できることなら、オプションになっている機能のうち、AWGはデフォルトで有効にしてもらいたいものです。(既購入者にも!ライセンスを!)
なお、オプションになっている機能はデモで30回使えます。(MSOはプローブが必要なのでデモでは試せませんが)